カウンセリング

他人に相談するのが苦手な方へ

こんにちは。茨城ライフキャリア研究会の見田です。

厳しい酷暑の夏でしたが、8月も終盤になると少しずつ秋めいてきたかんじがします。

先日ふと空を見上げると天井の高い秋の空が広がっていて、

「あれほど暑くても季節はちゃんと移ろいでいるんだな」

と足を止めて深呼吸してしまいました。

さて、本日は、「他人に相談するのが苦手な人へ」と題して書いてみたいと思います。

目次

他人に相談するのが苦手な人へ

皆さんは、何かに悩んでいたり、心が苦しい時、どうしていますか?

悩みごとがあるとすぐ友人や身近な人に話を聴いてもらうという人もいますよね。

しかし、誰にも相談できずに一人で悩みを抱えてしまう人も多くいらっしゃいます。

本当に困っている時、本当にしんどい時、

「誰か助けて~!」って心が叫んでいるのに、

誰にも言わすにずっと一人で抱え込んでいる・・・、

この現象、実はとても多いのです。

では、どうして相談するのが難しくなってしまうのでしょう。

このようなことが挙げられます。

  • こんなことぐらいで相談していいのか躊躇してしまう
  • 話すことで相手に迷惑や負担がかかるのではないかと心配してしまう
  • 話したとところでわかってもらえないような気がする
  • 抱えている悩みに恥ずかしさや弱い自分を見せたくない気持ちがある
  • 安心して話せる人がいない
  • 私さえ我慢すればいいと思っている
  • 結局最後は自分が解決するしかないから相談自体が無駄と思っている

このような思いから誰にも相談できずにいて、その悩みが長引いてしまうと、

その悩みが増幅したり、状況がますます悪化してしまうことにもなりかねません。

また、人から相談されることはよくあるのに、自分が相談することはほとんどないという方もいらっしゃいます。

聞き上手だけれど自分の気持ちを話すのは苦手というタイプの方ですね。

人は、風邪の予防と同じように、心のケアも心身の健康にかかせません。

このぐらいで思わずに、まずは相談することに勇気をもっていただければと思います。

相談することのメリット

  • 気持ちを吐き出すことでスッキリしてくる
  • 自分本位の見方から視野が広がる
  • 話をしているうちに自ら整理できるようになる
  • 問題解決に近づく

では、相談を誰に聞いてもらいましょう?

相談は、聴いてくれれば誰でもいいではなくて、

相談することでこうなりたい

という期待に添える相談者を選ぶことをお勧めします。

例えば、

とにかく気持ちを聴いてほしい、気持ちに共感してほしいという場合は、信頼できる友人でも良いと思います。

聞いてくれるだけでだいぶ気持ちも軽くなることでしょう。

一方で、

長年抱えている深い心の傷や複雑な事情などによる悩み、

また、あなたが何かしらの解決を求めている場合は専門のカウンセラーとお話しするのが良いと思います。

悩みを話すということは、あなたの心を開く作業になります。

これはなかなかエネルギーを使う作業です。

悩みを打ち明けても、相談を聞いてくれる人によっては、逆効果になって傷が深くなってしまうケースもあります。

もし自分が不快な状況に陥りそうな場合は、無理に続ける必要はありません。

友人が聞いてくれている場合でしたら話題を変える、

カウンセラーの場合は他のカウンセラーに変えるなど、

ご自身の心を守るようにしてください。

専門のカウンセラーと相談するときの心持ち

次は、専門のカウンセラーと相談するときの心持ちです。

  • 話はまとまっていなくてもいい
  • 話しやすいところから話してもいい
  • 感情をコントロールしようとしなくていい
  • その場で解決しようとしなくていい
  • いい人でいなくていい

日本では欧米に比べて、悩みの解消や問題解決にためにカウンセラーに相談することが少ないのが現状です。

しかし、ますます個人主義が進んでいく社会の中で、自分の心を健全に保つために上手にカウンセラーを活用してみてはいかがでしょうか。

相談が苦手な人は、あらためて「私って相談すること苦手な人なのよね」と自覚してみましょう。

そして、相談が苦手だからこそ、敢えて相談することに対して前向きなマインドを持っていただければ、日常がより軽やかになると思います。

あなたの心が軽やかになれば、あなたも幸せに、周りの人も幸せにすることができます。

そのような日常を一緒に作っていきたいと思っています。

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