こんにちは!
茨城ライフキャリア研究会です。
「すべての人が、自身に誇りを持てる人生を!」
ライフ+ キャリアの支援を行っています。カウンセリングやセミナーを通して、人々が幸せになるためにライフ(生活、心の健康)+ キャリア(生き方、仕事や活動)の支援を行なっています。
今回の記事は、佐藤がお送りします。
「人に嫌われたくなくて思ったことが言えない」
「逆にストレートに言いすぎて人とぶつかってしまう……。」
と、コミュニケーションが苦手と悩んでいる方は参考にしてみてください。
今回の記事で紹介する2つのコミュニケーションスキルを実践することで、人と話すことが楽になり、もっとうまく人と付き合えるようになります。
目次
コミュニケーション能力が高い人の特徴
コミュニケーション能力の高い人に対して、
- 誰とでもすぐ親しくなれる
- 人に面白い話ができる
というイメージを抱いていませんか。
自分から話題を出し、自らたくさん話をしているように見えますよね。
でもよく観察をすると、ただ一方的に話しているのでありません。
コミュニケーション能力が高い人は、相手の話を理解するためにしっかりと「聴き」、相手の意見を尊重しつつ自分の意見を「伝える」ことで、コミュニケーションをスムーズにしているのです。
コミュニケーション能力を高める2つのスキル
コミュニケーション能力が高い人が、「聴く」こと・「伝える」ことでうまくコミュニケーションをとっていることがわかりました。
では、どうしたら「聴くこと」「伝えること」をうまくできるのか、ポイントを押さえておきましょう。
聴くスキル「エンパシー」
エンパシーとは、相手の考えに賛成できなくても、相手がそのことをどう感じているのかを理解しようする姿勢で聴くスキルです。
聴くことで大切にしたいポイントは3つです。
- 相手の話を遮らない
- 自分の経験や価値観でアドバイスをしない
- 相手の考え方や思いを受け止める
1.相手の話を遮らない
話している途中で言葉を遮ると、相手は自分を拒絶されたように感じます。
その結果、相手が本当に言いたかったことが伝えられないという不満が残ります。
話を聴くときは、最後まで相手の話を聴くようにしましょう。
2.自分の経験や価値観でアドバイスをしない
アドバイスは、時に相手にとって決めつけや思い込みの押し付けと受け取られることもあります。
まずは、聴き手になることを徹底しましょう。
3.相手の考え方や想いを受け止める
自分の考え方と違っていても、相手の考え方や行動をいったん受け止めます。
相手と同じ立場に立って相手の見方、感じ方、考え方を理解しようと努めることが大切です。
そうすると、相手は自分に関心を持っていてくれると感じ、信頼関係が生まれます。
伝えるスキル「アサーション」
アサーションとは、相手を傷つけることなく自己主張ができるコミュニケーションスキルです。
自分の意見や要求を円滑に伝えられ、相手も応えてくれるようになります。
伝えることで大切にしたいポイントも3つあります。
- 「I(=私)」メッセージで伝える
- 自分の気持ちや状況を伝える
- 否定的にならずに代替案を出す
1.「I(=私)」メッセージで伝える
自分を主語にして、「私は~だと思います」という伝え方をしてみましょう。
「あなた」を主語にすると相手は責められているように感じます。
例えば、「~してください」は「あなた」が主語で、攻めている感じが伝わってしまいます。
反対に、私を主語にすると「~してほしい」となり、相手は責められているとは感じにくくなります。
主語を変えることで、自分の意見や考えがうまく伝わります。
2.自分の気持ちや状況を伝える
何か困っていることがあるのなら、我慢せずに「このような状況なので、手を貸してもらいたい」と自分の状況をわかりやすく伝えましょう。
加えて、「~してくれると助かります」と今の気持ちを伝えるようにします。
3.否定的にならずに代替案を出す
例えば、忙しいときに話を聴いてほしいと言われて、単に「今は無理です」と答えてしまうと、相手は拒否されたとの思いその後相談しづらくなってしまいます。
そういうときは、言い方を少し変えて、
「今は無理だけれど○○なら可能です」
と代替案を出せば相手も納得しやすくなります。
まとめ
いかがしたか?
コミュケーションのポイントを押さえて、相手との会話が円滑に進むよう意識してみましょう。
参考:日本産業カウンセラー協会「働く人の心ラボ」
「アサーション入門」(著者:平木典子/出版社:講談社現代新書)
「他者の靴を履く アナーキック・エンパシーのすすめ」(著者:ブレイディ みかこ /版社:文藝春秋)
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